国立国際医療研究センター 総合診療部の見学体験記東京都

投稿日:2009年08月03日

投稿者:husom

はじめに

私は将来プライマリーケアをやりたいと考えているのですが、調 べてみたところ、国立国際医療研究センターの総合診療部は魅力的な研修先に感じられました。

研修医が外来を担当し、何かあればすぐ後方に控える上級医に相談する、といった教育体制を一度拝見しようと、実際に8月14日と15日、家から通いで見学へ行ってまいりました。
ちなみに、こちらの見学は2日以上の期間を申し込むのが原則だそうです。

スケジュール

例として1日目の様子をご紹介します。

~8:00
担当事務の方に声を掛け、鍵を受け取ってロッカーで着替えをします。

8:30~
総合診療科で総合診療部長に御挨拶。
他の先生はまだいらしていませんでした。

~9:00
見学者を担当される先生方が出勤。
早めにいらした上級医の女性の先生が優しく声を掛けてくれるなど、色々と気を遣って下さいました。
夏休みはほぼ毎日学生が見学に来るようで、先生方も慣れた様子に見えました。
私が訪問していたときも、他に遠方の大学から学生が見学に来ていました。

9:00~
外来ブースが2つあり、1年目の研修医の先生方(男性、女性1名ずつ)が、それぞれ担当されていました。
診察室の後方にはそれぞれ1名ずつの指導医の先生が待機されていて、診断や治療方針について相談できる体制が整っているようでした。
他の先生方は大学院へ通っており、当日は院内に不在でした。
患者さんも研修医のことをご存知なのか、指導医の先生へ相談に行く様子を温かく見守っていらっしゃいました。

お昼~
午前中の外来に区切りがついたところで、昼食をとるため皆で一緒に職員食堂へ行きました。
研修医は皆さん仲がよさそうで、私にもいろいろと話しかけて下さいました。
遠方から来ている研修医の方も多く、皆さん近くの寮にお住まいとのことでした。

午後~
午後は症例検討会。
当日の検討会の担当になっている研修医の先生は、午前中に経験した外来のすべてについて症例報告をし、指導医の先生方からコメントをもらったり、皆で議論をしたり、と和やかな雰囲気で行われていました。

面接試験について

私が研修医の先生方に教えてもらったところでは、面接試験は各科の部長レベルの先生方6名くらいと、半日程掛けてそれぞれ1対1の面接をするという話でした。
応募者は80名、競争率は約4倍くらいだったそうです。

大勢の先生方が時間を掛けて面接をされる点などで、人物を重視しているのだろうということがよくわかりました。
知識を見るとういうよりも、「向上心はあるが協調性もある」とか、「学生時代に何かを頑張ってやってきた」といった、「人物」を評価されて
いるようでした。
こういった面接試験のポイントは、本などでは分かりづらい情報で、大変参考になりました。

女性医師の勤務について

見学の始めの頃に声を掛けてくれた女性の上級医の先生は、昨年は産休を取っていたと教えてくれました。
以前は循環器内科で当院にご勤務されていたそうですが、休み明けの今年から病院側の配慮で、外来をせずに後輩を指導できる総合診療科に配属されたとのことでした。
お子さんを迎えに行くため平日17時前に帰ることも病院、総合診療科双方が了承しているとのことで、女性医師の状況に合わせて、柔軟に対応をしてくれる施設だという印象を持ちました。
こういったことも、実際に見学に来てみないことにはなかなか知ることができなかったように思います。

優秀な研修医の先生方

研修医の先生方が実際にご勤務されているのを拝見して、皆さん大変優秀な先生方だな、という印象を受けました。
まだ研修が始まって数ヶ月の1年目の先生方でも物怖じせず外来をされており、自信を持って治療方針を立て、診断を下している様子でした。
また、この辺りの土地柄か外国人が多いらしく、この日も外国人の患者さんに対して、英語で対応をされていました。
若い先生でも、親身になって分かりやすく丁寧に話される様子に患者さんも十分納得して診察を受けているようでした。

指導医の先生方と教育スタンス

事前に私の調べてみたところでは、まず研修医が診断、治療方針を立て、それを上の先生が厳しく修正する、といった現場をイメージしていたのですが、実際に研修医の先生方は、担当するすべての診断、治療方針について任されていました。
しかし想像していたようなピリピリした空気ではなく、上の先生は「それでいいよ!」などと研修医の自主性を尊重しながら、ご指導されていました。
症例はcommon diseaseが多かったのですが、急性虫垂炎の患者さんがいらした時は、上級医も診察に加わり、エコーや投薬、外科へのコンサル、などを速やかに行っていました。
ちなみに、私もそのときはストレッチャーを押して移動を手伝わせていただきました。
全般的に研修医の裁量に任せようという意識が、大変強く感じられました。

その他

午後の症例検討会は総合診療科全メンバーで行われます。
このときは研修医2名、上級医3名が全メンバーでしたが、周囲のフィードバックを受けて個人も全体も成長できる場だという印象を持ちました。
たまたま研修医勉強会のような時間があり、私も出席させて頂きました。
症例検討会後、夕方から2時間程、院内の他科の偉い先生がいらして、専門分野についてクルズスのようなことをされていました。
大変贅沢ですし、勉強になるな・・・と羨ましく感じられる光景でした。

この体験見学レポートの研修施設
国立国際医療研究センター 総合診療部
国立国際医療研究センター 総合診療部
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1
TEL: 03-3202-7181
FAX: 03-3207-1038
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