筑波大学 病理部の見学体験記茨城県

投稿日:2009年12月06日

投稿者:マッキー

診療科病理診断科

はじめに

私は臨床にも研究にも興味があるのですが、双方を両立させるには病理医になるのが一番よいのではないかと考えています。
研修先選択の基準としては、生検数の多さや病理医の数、研究施設の質などを参考にしていましたが、今回は地元に近い筑波大学を訪問しました。
申し込みの際は研修センターHPの見学希望案内から連絡をとりました。
見学は病理部のみでしたが、訪問の際にはスーツで、院内ではスーツの上に白衣を着て参加しました。

見学内容

朝9時病理部集合でした。
やはりどこの病理部でも同じでまず朝カンファがあり、診断に難渋した症例、他の病理医の意見を聞きたい症例、教育的な症例が出されます。
そのあとは後期研修2年目の先生にずっとついて見学しました。
昼過ぎまでは術中迅速診断を見学し、どのように病理の研修が進められているのかを知ることができました。
筑波大の場合、後期研修医が切り出した切片を上級医と一緒に検鏡します。
まず研修医が所見を言い、次に上級医が読み、所見の述べ方や訂正を行いフィードバックが丁寧にされます。
非常に教育的であると思いました。

昼食は病院内の職員食堂にいき、後期研修3、4年目の先生方と話す機会がありました。
後期研修の特徴やどこの外病院で病理研修をすることになるか、などを聞くことができました。
後期研修医が病院の病理部に籍を置くことで医員としての給料が出る一方、同時に院生として研究できるという点が印象に残っています。

午後は消化器病理の症例検討会のあとに、別棟にある病理部の実験室を見せて頂きました。
筑波大学は、肺癌の組織構築パターンとそれに関連する遺伝子の研究をしているので、実験室には自前のレーザーマイクロダイゼクション(※遺伝子発現の解析装置)が二台ありました。
この機械は便利で臨床病理の研究をする場合非常に強力なツールとなるので、この領域の研究を行う際はとても便利でしょう。

夕方に病理部部長兼教授の野口雅之先生とお話する機会があり、病理医は産婦人科医や小児科医以上に不足しており絶対数が明らかに足りないこと、また病理学がやりがいのある領域であることなどについて話されていました。
また筑波大学の所在する茨城県が、人口当たりの医師数が全国平均を大きく下回っているといったお話なども、印象に残っています。
野口先生からはとてもまじめで厳しい印象を受けましたが、先生のもとで勉強すれば必ず将来立派な病理医になれるだろうなと思いました。
「1に努力、2に努力、どこまでも努力」という言葉が教授の基本スタンスを表してるものとして印象的でした。

この体験見学レポートの研修施設
筑波大学附属病院
筑波大学 病理部
〒305-8576
茨城県つくば市天久保2-1-1
TEL: 029-853-3900
FAX: 029-853-3687
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