八戸市立市民病院の見学体験記青森県

投稿日:2011年10月25日

投稿者:E-01

診療科救急救命科

見学のスケジュール

1日目ER
2日目ER

研修責任者の今先生

八戸市立市民病院のERには、今先生というとても有名な先生がいらっしゃいます。
今先生は自治医科大学のご出身で,ご自身がローテート研修を経験された方です。
そのため、スーパーローテート中の研修医が、どういう所でつまずくのかをよくご存知のようでした。

私の思う、ローテート研修経験者が研修責任者をしていることの価値

多くの病院,特にスーパーローテートを敷いていなかった病院の研修責任者の多くは、体験としてはストレート研修しか知らず、今の研修医が何に困っているかをあまりご存知でないように思われます。特に、長年スーパーローテート方式を採らずにきた病院はそういう状況なのではないでしょうか。
そのため研修医のローテーションの特殊性、またERがいかに不条理なものであるか、研修責任者の方はそういった点を十分に意識してはいない気が致します。

たとえば研修医の人数が少なければその人の希望にあわせたローテートができます。
しかし、研修医の人数が多くなれば一人一人の希望を許容することができないのは当然のことです(病院の規模,機能等にもよりますが)。人数が多くなれば症例の取り合いが必然的に生じます。そうなると経験できる症例に偏りが出るかもしれない。
しかし研修医がそのような相談を上司にしても、ローテート研修経験のない研修責任者は研修医が何を不満に感じているのかよく理解し難いようなのです。

またERでは、研修医が当直をしていたとして、夜中の3時、4時に判断の困る症例に出くわしたとします。しかしそれについて専門医の先生に電話するのは、状況としてかなり厳しいものがあります。そのような厳しい当直をしたことがない、あるいは今現在していない研修責任者の先生には、改めてそのような問題を見直してみていただきたいと思います。

端からすべてのことについてクリアカットな解決は期待しませんが、研修医の置かれている状況に一定の理解を示し、その事実を受け入れて想像できる、そういう能力はローテート研修経験者の先生に分があるように感じられるのです

言うまでもなく、現在の研修の状況について、きちんと勉強している研修責任者の先生方もいらっしゃると思います。また研修責任者はあくまで「責任者」であり、直接研修医に接する先生方が分かっていさえすれば,特に問題ないと思われるかもしれません。

しかし、病院内全体で変えてほしいことなどがあった場合、どうしても研修責任者の介入を要する場面があるのです。

今先生が研修責任者をされていることの意義

以上のような内容は、まだ学生の方にはピンとこないかもしれません。けれども実際に研修医として働きはじめてみると、きっとかなり大きなポイントだと感じるようになるでしょう。その点今先生という、能力の高い、経験豊富な医師が研修責任者のポストにいることは、研修医にとっても病院自身にとっても非常に大きいことだと感じます。
詳細は存じ上げませんが、参考までに付記すれば、今先生の考え方が院内全体に伝わっているか、その点は皆さんの目で確認してみてはいかがでしょうか。

この体験見学レポートの研修施設
八戸市立市民病院
八戸市立市民病院
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八戸市大字田向字毘沙門平1
TEL:0178-72-5111(大代表)
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